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「とこしえに」  第77回・日本画院展 『賞候補』

 2017年5月 東京都美術館  130号F(194×162㎝)

 地球の異常気象が心配だ。絶滅危惧種になってしまった

アジア象。どうぞいつまでも今の世が続きますようにと願うばかりだ。市原市【市原ぞうの国】に寄贈し同所に展示。

 

「生の証」  第78回・日本画院展 『入選』

 2018年5月 東京都美術館 120号F(194×130.3㎝)

 自分の時代を振り返り、一枚の絵の中に込めてみた。

かけがえのない体験や思い出の一つひとつをきらめく一枚一枚のステンドグラスに。

 

 「信頼」  第79回・日本画院展 『奨励賞』

  2019年5月 東京都美術館 100号F(162×130㎝)

  タイ人の象使いと頭脳の良い象が観客を楽しませてくれる。

地道な訓練とお互いを信じあう心の結果だ。遠くタイより、象使いと象がやってきた。長い間の地道な訓練と努力により、日本に居ながらにして象と触れ合ったり、楽しませていただく。小象の出産も度々あり、貴重な象の楽園だ。

​  「熱情」 第80回記念日本画院展 『会員賞』

    2021年5月 東京都美術館 100号S(162×162㎝)

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 真っ赤に燃える空の下で赤く染まる富士山の大沢崩れ。空の左側にはうっすらと龍のような雲が浮かんでいて、天変地異の前触れを想起させる。このようなメッセージ性を帯びた絵を好んで描いている。そして、赤系の色が好きだ。私たちは赤を目にすると、情熱的な、動的な、陽気な、強いといった、外へ向けエネ ルギーを発散させるような印象を受ける。また、古来日本では、疫病神が赤色を嫌うと信じられており、患者の周囲を赤で満たす風習があったという。富士山は神聖な大自然の象徴だが、今回描いた大沢崩れは今も崩れ続けており、それは制御不能な自然災害の象徴ともいえるだろう。私は無意識のうちに、現在起きている世界規模の災害やコロナウイルスの感染拡大を大沢崩れに重ね合わせ、その終息を願う気持ちでこの絵を描いたのかもしれない。 赤に徹して描いたこの絵には、私自身のメッセージが色濃く反映されている。

 

 祈り 第81回記念日本画院展 『奨励賞』

   2022年5月 東京都美術館  100号S(162×162㎝)

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 疫病神退散を願う「赤」。

「コロナ」で社会の動きが止まったように感じる。良い波動で勢いをつけ加速し進む。

 そのような思いの中、私はこの絵を大判スカーフにして身を包みたい。歳を重ねても、北風の中でも、このスカーフがエネルギーをくれるのでは?・・・と想う。

 

    第82回記念日本画院展 『佳作』

    2023年5月 東京都美術館 100号F(162×130㎝)

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 多様化と言われ、移り変わっていく社会の中で「ふと、私は?」と立ち止まる。自分らしく前を向き進んでいこう。

   気魄 第83回記念日本画院展 『奨励賞』

    2024年5月 東京都美術館 150号F(227×182㎝)

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 元旦の大地震。たくさんの苦悩、世の中の安寧を願い、祈りを込めて、その思いが龍となり宙へ。辰年にちなみ描いてみた。

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